カラスのヒナ
カラスの卵は青緑色で1日1つずつ卵を産みます。
ハシブトガラスは一回の繁殖期でおよそ3〜5個の卵を産みます。
以下は、私の持つ本の研究者の観察日記からわかったことです。
・卵がかえるまでにかかった時間・・・約20〜25日
・生まれたばかりのヒナは赤裸で声は出さない
・体色の変化(灰色)・声を出しはじめる・・・ふ化してから約7日〜10日後
・目が開く・黒い羽毛がはえはじめる・・・ふ化してから約10日〜15日後
・黒色の羽毛がだいぶはえ・カラスらしい声になる・・・ふ化してから約15日〜25日後
・羽ばたきをはじめる・・・ふ化してから約20日〜30日後
・ヒナが巣立つ・・・ふ化してから約30日〜45日後
カラスの巣立ちは、飛ぶというより巣から出て別の枝に飛び移るかんじのようです。
そうやって巣と枝の間を何度もいったりきたりを繰り返し、飛ぶ練習をするのだそうです。
もちろん、全部のヒナがじょうずに巣立ちができるわけではありません。
時には、じょうずに枝に移れず木から落ちてしまうヒナもいます。
もしも公園などでそんなヒナを見つけてしまった時は、ヒナにすぐ近寄らないようにしてください。
親鳥が襲ってくる危険性があります。
ヒナが危険な状況になった時の親鳥は、ヒナを守ろうとして大変攻撃的になりますので注意が必要です。
自治体もしくは専門業者に連絡をとり、ヒナを救っていただくのが最善かなと思います。
参考:わたしのカラス研究(柴田佳秀著)
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