カラスの巣
カラスの巣は、外側と内側とでちがった材料を使った二重構造になっています。
外側(”外層”という)は太い枝などを組み合わせて作ります。
巣の土台なのでしっかりした固いもので作られています。
内側(”内層”または”産座”という)は細い枝や草、コケなどで作ります。
卵を産みヒナを育てる場所なので、やわらかく密に作られます。
カラスの巣の外層に針金ハンガーが使われているのを見たことがある方もいるのではないでしょうか。
特に都市のカラスの巣に多いそうです。
木の枝は棒状の枝組みなので強風がふいた時に壊れたりする危険性がありますが、針金ハンガーは木にもひっかかりやすい上、風にも強く丈夫で組みやすいからだと思われます。
家のベランダからあったはずの針金ハンガーが消えてしまった時は、もしかするとカラスが持って行ってしまったのかもしれませんね。
参考:わたしのカラス研究(柴田佳秀著)
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