沢山いるカラス、死体を見ないのはなぜ?
カラスはそこらじゅうにたくさんいます。
もちろん日常的にたくさん目にします。
でも、死体はなかなか目にすることがありません。
それはなぜなのでしょうか。
もちろん、カラスもいつかは死をむかえます。
でも街中では早々死にません。
カラスはねぐらで死を迎えることが多いからです。
カラスが街中に出かけるのは、仕事に行くのと同様、食糧を探しに行くためです。
ですから、元気な状態でないと街中には行けません。
死にそうなカラスは元気にねぐらから飛び立つことができず、死に絶えてしまうということです。
それでは、ねぐらに行けばカラスの死体がゴロゴロ落ちているかというとそうでもないようです。
死体は他の生き物が食べ、速やかに処理してしまうそうです。
大抵はハエの幼虫やシデムシの仲間が食べ、その糞を地中の生物が食べ、やがて食物連鎖のしくみで土に還っていくそうです。
たまに、他のカラスが食べることもあるそうですが・・・。
残酷だと思うのは人間の価値観で自然界では当たり前のことと愛読書の著者も書いていますがその通りなのでしょう。
自然界は無駄なものなど何もないのかもしれませんね。
参考図書:カラスの常識(著:柴田佳秀)
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