カラスが群れを組む理由
カラスは季節限定で群れを組みます。
一羽でもじゅうぶん賢く怖いものなしのようなカラスにはたして群れは必要なのでしょうか?
私が調べたところ科学的な証明はまだされていないようですが、次のようなことが考えられるといわれています。
一つは群れをつくることで眼を多くする。
敵を見つけるのにもエサを探すにも多くの眼があれば発見する確率が高くなるということです。
特に、エサが少なくなる秋後半から冬を越す時期にかけては群れていた方がエサを発見しやすく、一羽が敵を発見した時にも警戒音を出すことで群れ全体で対応することができるので効率が良いようです。
もう一つは、繁殖期前に群れておくことでパートナーを見つけやすいということだそうです。
カラスの群れは数百羽から千羽ほどの集団だそうです。
出会いが多くなり春に向けてパートナー探しをしているのではないかと思われるそうです。
また、パートナーとなったカラスの夫婦は大変仲睦まじく一生を添い遂げるといわれているそうですよ。
参考図書:カラス(著:杉田昭栄)
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